オーバーステイをしている人の在留特別許可

ストレスで悩む

配偶者がオーバーステイをしていた

ストレスで悩む本日、電話で「今、私が付き合っている外国人がいるのですが、最近になってオーバーステイしていることがわかりました。どうすればこのまま日本で一緒に生活できますか?」とご相談を受けました。

オーバーステイで日本に不法滞在している人が、ビザ(在留資格)を取得して適法に日本に滞在し続ける方法は在留特別許可を求めるしかありません。

しかし、これは特別に認められるものではなく、簡単な手続きではありません。

在留特別許可が認められなかった場合には退去強制されることになり、日本から出国しなければならないという覚悟も必要です。

私が住んでいる東京都では、品川にある東京入国管理局に行き、正面玄関を入ってエレベーターで6階に行き手続きを行うことになります。

出頭申告したほうが在留特別許可に有利です

逮捕されて在留特別許可を求めるよりも、自発的に入国管理局に出頭して在留特別許可を求めたほうが、在留特別許可が認められやすいです。

日本国の手間と費用や本人の反省等を考慮しているものだと思います。

なお、出頭申告したときは仮放免の許可により、収容されることなく手続きを進めることができます。

こんなことがあれば在留特別許可が認められやすくなります

●不法滞在者が日本人又は特別永住者と法的に結婚していて、以下のいずれの要件を満たしている

  1. 夫婦として長年同居して生活している
  2. 結婚が安定して成熟している

●不法滞在者が日本人や特別永住者の子ども

●不法滞在者が日本人又は特別永住者との間に生まれた実子を扶養して以下のいずれの要件を満たしている  ※実子は非嫡出子でも父親から認知を受けていれば大丈夫です

  1. 実子が未成年
  2. 実子が未婚
  3. 不法滞在者に実子の親権がある
  4. 不法滞在者が日本で長い間同居して面倒をみている

●日本の滞在が長期間であり日本での定着性が認められる

●自ら入国管理局に出頭申告した

こんなことがあると在留特別許可が認められにくくなります

●重大犯罪により刑に処せられたことがある

●反社会勢力に加入している

●密輸入、人身売買、麻薬関連に関与したことがある

●売春に関与したことがある

●不法就労をしたことがある

●過去に退去強制を受けたことがある

余談:本国に帰りたい人は出頭したほうがメリットがある

出国オーバーステイをしていて本国に帰りたい人は、自分で入国管理局に出頭して申告したほうが「出国命令制度」を活用できる可能性があるのでよいことがあります。

この出国命令制度を活用するためには以下の要件をすべて満たす必要があります。

  • 自ら入国管理局に出頭した
  • 在留期間を経過したこと以外の退去強制事由はない
  • 入国後に窃盗等の所定の罪により懲役又は禁固に処せられていない
  • 過去に退去強制、又は、出国命令を受けて出国したことがない
  • 速やかに日本から出国することができる状態

これらを満たせば出国命令制度が活用でき、以下のようなメリットがあります。

  1. オーバーステイしていた場合、原則として出国してから5年間は日本に入国できませんが、この制度を活用した場合には、1年で日本に入国することができます。
  2. 仮放免が許可されるので、収容されることなく出国するための手続きをすることが可能です。

将来、日本で生活したい理由ができたとしても、5年間は日本に入国できないでは困ることがあるので、この制度はとてもメリットがあります。

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