
少し昔の法務省の統計によると、適正なビザ 在留資格を持たない不法残留者の数が、平成28年1月1日現在6万2818人で、前年度の平成27年1月1日に比べ2811人増加したそうです。
不法残留している外国人は平成5年から平成26年までは右肩下がりで減少していましたが、27年度からは増加傾向にあります。
不法残留者の多い国は以下のようになっています。
5位のベトナム(+55.3%)と、ここには載っていませんが7位のインドネシア(+ 77.1%)が、前回に比べてものすごく増加しているのは、今問題となっている偽装難民が関係していると思われます。
- 1位 韓国 13,412人 (- 1.6%)
- 2位 中国 8,741人 (+ 1.1%)
- 3位 タイ 5,959人 (+12.9%)
- 4位 フィリピン 5,240人 (+ 5.0%)
- 5位 ベトナム 3,809人 (+55.3%)
不法残留者が不法残留となった時点に有していたビザは以下となります。
短期滞在は取得しやすいので、人数が相変わらず多いです。
技能実習は平成24年から急激に増加しており、これからも技能実習の制度自体を変えていかないと増加し続けるのはないかと思います。
- 1位 短期滞在 42,478人
- 2位 技能実習 5,904人
- 3位 日本人の配偶者等 3,433人
- 4位 留学 3,422人
- 5位 定住者 1,865人